ごあいさつ
社会福祉法人からし種の会は、高齢者の尊厳を支える良質な「生活とケア」を目指して、新潟市西区小針地域を中心に社会福祉実践を展開してきました。
前史(1998年4月創設)は、身寄りのないNさん(当時91歳)との出会いに始まり、諸条件が揃わずに施設入所が困難であった彼女を緊急避難的に受け入れるところからスタートしました。それは、サービスの開発を意味し、どういう事情があろうと高齢者が人間として尊厳と権利を損なわず、その人らしく最期まで安心して暮らすことのできる「場所を用意する」というミッションとなって貫かれています。
2011年4月には「高齢者グループホームからし種の家」(2003年4月開設)に加え、「グループホームマナの家」(複合施設)が開設されました。
- 制度を利用できる人への対応(認知症対応型共同生活介護1ユニット9名)
- 制度を利用できない人への対応(制度対象外・重度の人への対応定員3名)
- 地域住民参加への対応(みんなの家・エクレシア)
それぞれの役割と機能を併せ持つ複合施設になっています。
これからも一人ひとりの状況にあったサービスの提供を求め、あらゆる社会資源を上手に活用しながら、新潟市小針・西有明地域で、総合サービスの一端を担って行きたいと思います。
基本理念
本事業は、キリストの愛と自由の精神に基づき、
一人ひとりのその人らしい暮らしを
自立・継続支援していくことを目指す。
基本方針
- その人の持てる
力を引き出す - 地域と
かかわりながら暮らす - 生き方や価値観を尊重し、
互いに認め合う - 自由な暮らしを
継続支援する
沿革
- 1988年4月
- 「からし種の家」開所式(任意団体として)
- 2001年10月
- 毎日新聞社「毎日介護賞」支局長賞受費
- 2002年8月
- 社会福祉法人からし種の会設立
- 2003年4月
- 「高齢者グループホームからし種の家」開設(認知症対応型共同生活介護)
- 同年4月
- 任意団体としての「からし種の家」を継続 名称を「マナの家」に変更
- 2007年4月
- 小規模多機能型地域福祉事業「マナの家」
- 2010年2月
- 新潟県弁護士会「人権賞」受賞
- 同年6月
- 新潟市地域密着型サービス指定候補介護事業者選定
- 同年10月
- 日本社会事業大学社会福祉学会木田賞(実践賞)受賞
- 2012年11月
- 「共用型デイサービス マナの家」開設
- 2013年8月
- たまり場オープン
各種掲載書類
マタイの言葉
天の国はからし種に似ている。
人がこれを取って畑に蒔けば、
どんな種よりも小さいのに、成長すると
どの野菜よりも大きくなり、
空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。
(マタイ 13:31-32)